モノづくり事業経営で使えるテクニック集 その①「お願い殺法」

モノづくり事業経営で使えるテクニック集 その① 「お願い殺法」

「お願い殺法」

先日、ある知り合いの経営者から電話がかかってきて、こうお願いされました。

知人「そろそろガラケー(スマートフォンじゃない、従来型の携帯電話)卒業しようかと思う。
ナビやカメラとして使う場面が増えてきて、スマホにしたいんだけど、どんなヤツがいいかな?」

私「僕はiPHONEを10年使ったから、もう変えたけど、変えてみてiPHONEの良さが分かったからお勧めするよ。
買うなら楽天スーパーセールが一番安いと思う云々・・・」

ちなみにこの知人はインターネットが使えないわけでもないし、
スマートフォンの知識も人並みにあります。

ではなぜ私に連絡してきたかというと、先日大雨の時にスマホを濡らしてしまって
壊れたことを知っていたからです。
その後どうしたかまでは言っていなかったものの、新しく買い替えるなり、
修理するなり、いずれにしても私が色々スマートフォン周辺の情報を集めているだろう、と
予測したからでしょう。

自分で調べることもできたものの、すでに知識を持っている人間に聞いた方が早い、という算段です。
彼の計算はおそらく当たっています。
だいたいこんな知識は調べ始めるとキリがないし、私と話すことによって、
スマートフォンの選定という本来の目的と関係ない、ビジネスに生かせる情報が手に入るかもしれません。
実際そういう話にもなりました。

しかも彼からすると一方的に情報をもらっただけなのに、私は全然嫌な気持ちもしないし、
むしろ役に立てたという嬉しい気持ちが残りました。

事業を経営する上で、「こんな人に連絡しても相手にされないかも」とか、
「こんなお願いしても相手に得がないのに」という気持ちは無用だと思います。
相手はそんなこと意外と気にしていません。どんどん聞いたりお願いしましょう!

(完)

注:「お願い殺法」と書いていますが、もちろん殺す方法の説明ではありません。
間違って〇してしまわないようにしてください。

コメントを残す