モノづくり事業経営で使えるテクニック集 その⑥「小ぎれいな装いをする」

「小ぎれいな装いをする」

また当たり前のこと言いやがって、とのご指摘。
そのご指摘正解でございます。

なんといってもこの私、マレーシア時代は

「実力第一」

「良いモノ、サービスを作ってる」

だから服装なんて二の次三の次、なんて小ばかにしていたものです。

暑い国なのでジャケットは羽織らず、ワイシャツにスラックス、
上着は作業着を小ぎれいにしたものを羽織っていました。

客先や社内の生産現場に入ることも多く、もう一回マレーシアで
同じことをするならまたこの装いにするとは思いますが、
小ぎれいを常に意識していたかというと、そんなことはありませんでした。

もちろん清潔にはしていましたが、洗濯で落ちない油のシミのようなものは
そのままにしていたこともあったと思います。

日本での起業当初も客先であろうとなかろうと自分の好みや
機能性を重視してラフな格好をしていました。

でも世の中の一流ビジネスマンによると、
どうやらこれはあんまり良くないようです。

主に2つのポイントがあるようです。

①人は見た目で判断する

 

どんなに事前の知識ですごい人と分かっていても、
潜在意識のレベルで「重要な人ではない」と
認識してしまうとのこと。

私たちも病院に行って担当医と面会した時に、
相手が白衣ではなく作業着でも着ていたら
とたんに不安になってしまいます。

②小ぎれいにしていると自分に自信がつく

 

相手だけでなく、自分への影響も少なくないようです。
初めて会う人と話すときには誰しも少しは緊張するものですが、
そういう時にも自信がつき、緊張が和らぐようです。
良い服を着るだけで自信がつくことによって良いプレゼン、
提案ができるならやらない手はないのではないでしょうか。

私自身がお客さんから

「ウン千万のモノを買うのに作業着で来られたら不安になる」

 

と別の会社の方のことを言っていたこともあります。

不動産業界の次か、同等くらいの価格のものを売っている私たちは、
最低でも不動産やの営業マンレベルの小ぎれいさがあっても
罰は当たらないと考えますが、あなたはどうお感じになるでしょう。

スティーブジョブズとかジーパンやん、とかですかね?
あれはまた、

「スーツを着ているような頭の固い連中とは違う」

とアピールする別の戦略のような気がするんですが、
特に自分のイメージに色のついていない初対面の人と
会う場合は高価なものでなくても小ぎれいを意識してみる
といいことあるかもしれません。(完)

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